これらの症状でお悩みの方が、漢方薬で治療することもできます。
漢方薬とは、自然界にある植物や、薬効のある鉱物、動物などを加工した「生薬」を、複数組み合わせたお薬のことです。そのため、ひとつの処方で複数の症状に対応することが可能です。
漢方薬には二千年という長い歴史があり、その間に生薬の組み合わせや分量比など、多くの研究がなされて、現在の姿となっています。また、漢方薬には、人が本来持っている「自発的治癒力」を高める働きがあります。
漢方薬はさまざまな症状の治療で使われますが、特に以下のような場合に有効です。
・女性の方に多い更年期障害、冷え性、貧血などに悩まされている場合
・社会の変化やライフスタイルの複雑化によるストレス病や生活習慣病、アレルギーにかかっている場合
・一般のお薬では十分な効果が得られない、または副作用が生じる場合
・一般のお薬との併用で優れた効果を発揮することが期待される場合
・虚弱体質、病後などで免疫力を上げたい場合
一般のお薬は、何かの病気や症状など、目に見える形で生じた不調に対処するものです。しかし、漢方薬には、「長い期間をかけて体質そのものを改善する」ものもあります。
病気を治すことはもちろん大切ですが、「病気にならない健康な身体をつくり、それを維持すること」は、もっと大切だと考えます。そのために、ご自分の身体のことをよく知り、漢方薬で「体質改善」を行っていきましょう。
特に現在新型コロナウィルスへの感染がとても心配されますが、このようなウイルスからの感染を防御し、免疫力を高める漢方薬の処方もさせていただいております。2種の漢方薬を組み合わせて処方します。
どうぞ、お気軽に御相談ください。