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木村 院長


私たちは、地域の皆様の健康に奉仕するため、医療レベルの向上と、医療サービスの徹底に努力します。

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  1. 3D映像と眼精疲労
  2. 第65回 日本臨床眼科学会で発表します。「トーリック眼内レンズのための2点マーク法」です

2011年10月 7日

3D映像と眼精疲労

映画やゲームで3D映像が使われるようになり、よりリアルな感じを観客に与えます。一方、眼の疲れをより多く感じます。なぜでしょう?人の眼が近くを見るとき、眼を寄せます(輻湊といいます)。このとき輻湊反射で、近くにピントがあいます。現実世界では、遠くをみたり、近くを見たりする時に焦点が遠くにあったり、近くにあったりします(調節といいます)。 映画やゲームの画面は一定の距離のため焦点はいつも一緒になります。この輻湊と調節との乖離が眼精疲労の原因になります。なるほど!

3Dは日本の国家戦略だそうです。ぜひ頑張っていただき日本の3D技術が世界標準になっていただきたいものです。

3D映画(Avatarなどの映画)は、ひきこみ系であり、大きな視差をつけることはできず、視差1°位までです。一方、ユニバーサルスタジオ等でおこなわれるアトラクション系のものは、とびだし系であり、視差5°でも可能です。恐竜が手の届く位に近ずいてきます。だから3D映画(Avatarなどの映画)では疲れないのに、アトラクション系のものでは疲れることがあります。

輻湊不全があると眼性疲労を生じます。また斜位や不同視があると複視を生じることがあります。

物を見るとき色・形・奥行き・動きを認識します。このうち色・形は側頭連合野に伝達されます。奥行き・動きは頭頂連合野に伝達されます。

人の眼が立体を認識するのは両眼視差によるわけですが、絵画的手掛かりは①遠近法②陰影③きめの勾配によります。なるほど!

2011年10月 2日

第65回 日本臨床眼科学会で発表します。「トーリック眼内レンズのための2点マーク法」です

 

2011年10月8日(土)東京国際フォーラムにて発表します。17:10~17:40ホールB7(2)のポスター前におりますので、よろしければおいでください。

タイトルは「トーリック眼内レンズのための2点マーク法」です。以下は抄録の内容です。

【目的】トーリック眼内レンズ挿入術は、優れた乱視矯正効果がある。この乱視矯正効果をあげるためには、眼内レンズの乱視軸と目標の乱視軸をできるだけあわせる必要がある。今回私は、スリットランプを用いて2点を角膜上にマークする方法について検討したので報告する。

【対象と方法】2010617日から2011414日まで木村眼科にてトーリック眼内レンズ挿入術を受けた2131眼。

スリットランプのスリット光を細くし、回転させ、目標の乱視軸にあわせた。患者にスリット光を凝視させ、角膜周辺部にマークをシンスキーフックで2点置いた。これを青色マーカーで染色し、前眼部写真を撮影し、目標の乱視軸との誤差を計測した。術中に、このマークを基準に、誤差の分だけ補正して眼内レンズを挿入した。

【結果】角膜上の2点マークを結んだ線と目標の乱視軸との軸ずれの絶対値の平均は、1.9±1.2°であった。

トーリック眼内レンズの乱視軸と目標の乱視軸との軸ずれの絶対値の平均は、3.1±2.8°であった。

【結論】トーリック眼内レンズのための2点マーク法は、誤差の少ない良い方法であると考えられた。